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イスラエル南部の高校生が来日

昨年10月7日のハマスによるテロ攻撃により特に深刻な被害を受けた地域の一つ、イスラエル南部のエシュコルより高校生15名が来日しました。

Students from Southern Israel

 

イスラエル南部のエシュコルは、昨年10月7日のハマスによるテロ攻撃により特に深刻な被害を受けた地域の一つ。

7月下旬から8月中旬にかけて、地元のノフェイ・ハ・ブソール高校から生徒15名と先生3名を日本に招待し、リーダーシップや多様性の理解、コミュニティ育成などについて学び、帰国後、地域の課題解決に貢献することを目指す "チェンジメーカー・プログラム" が実施されました。

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プログラムのメインとなる福島で、東日本大震災の津波とそれに続く原発事故の被害にあった方々から震災後13年間の歩みを学んだ高校生たち。

さらには懐石料理の作法や農村生活体験などを通じ地元の方々との関わりを深めるなど、多様な経験を通じて相互理解を促進するとともに、未来のリーダーとしての資質を育む素晴らしい機会となりました。

東京滞在中にはアメリカ大使館にてエマニュエル大使との対話の機会が設けられ、未来への希望のメッセージを分かち合いました。

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そして当館にもお越しいただき、大使との交流も実現。日本とイスラエルの文化的な違いや共通点について意見が交わされたほか、外交官の仕事についての質問タイムも設けられました。また同日には、漫画家の田中マコトさんによる漫画カルチャーに関するレクチャーも行われました。

プログラム最終日には100人以上の聴衆が集まり、彼らのこれまでの学びや、チェンジメーカー (=ポジティブな変革者) としての決意に耳を傾けました。

このプログラムの発起人、enForward代表の堀田真代氏は、 「同じDiaspora (ディアスポラ) を体験したイスラエルの街と福島を共感がつなぎ、そこから生まれる新たなコミュニティが、困難な状況を前進させる力になればと思い、このプログラムを立ち上げました。プログラムを通じて多くの高校生達が ”チェンジメーカー” となり、地域に貢献する力を身につけていただけることを願います。」と語りました。